学校生活を送りながらマウスピース矯正を続けられるのか、授業中の見た目や給食、部活動への影響が気になる方も多いでしょう。
マウスピース矯正は透明で目立ちにくく、取り外しもできるため、学校生活と両立しやすい治療方法です。ただし、食事の前後の着脱や歯磨き、装着時間の管理など、守るべきルールもあります。
この記事では、授業・給食・部活動での注意点や、治療を計画どおり進めるための工夫をわかりやすく解説します。
マウスピース矯正中の学校生活
マウスピース矯正は、透明な装置を一定期間ごとに交換しながら、歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。装置は自分で取り外せるため、食事や歯磨きは普段どおり行いやすく、見た目も目立ちにくい特徴があります。
装着直後や新しいマウスピースへ交換した直後には、締め付け感や軽い痛みが出ることがありますが、多くは数日で落ち着きます。
ワイヤー矯正と比べて口の中を傷つけにくく、強い違和感も少ないため、授業や友人との会話、体育、部活動など学校生活への影響は少ないといえます。
発音に慣れるまで少し話しにくい場合もありますが、通常は徐々に気にならなくなります。見た目も透明で歯にフィットした装置のものであるため、中学生や高校生のような多感な時期でも見た目でのコンプレックスをあまり感じずに済みます。
インビザライン中に授業や習い事でのプールは入れるの?に関してはこちらで詳しく解説しております。
マウスピース矯正中の学校生活で気をつけるポイント
マウスピースの装着時間を必ず守る
マウスピース矯正を成功させるためには、歯科医師から指示された装着時間を毎日守ることが最も大切です。食事や歯磨きの時間を除き、1日20~22時間程度の装着が求められます。
学校では給食や部活動、友人との会話などで外す機会が増えやすいため、外した時間を意識して管理しましょう。
若年者の歯は柔軟で動きやすいとはいえ、装着時間が不足すると歯が治療計画どおりに動かず、次のマウスピースが合わなくなっていきます。
その結果、交換時期の延期や追加のマウスピース作製が必要になり、治療期間が延びたり追加費用がかかったりする可能性があります。装着不足が続くと、再スキャンや治療計画の立て直しが必要になります。
スマートフォンのアプリや手帳で着脱時間を記録し、登校前、給食後、帰宅後など再装着するタイミングを決めておくと、装着忘れを防ぎやすくなります。
マウスピース着用中に飲食できるのは水のみ
マウスピースを装着したまま飲めるのは、基本的に無糖で常温の水だけです。ジュースやスポーツドリンク、乳飲料などを飲むと、糖分や酸が装置と歯の間に残り、虫歯のリスクが高まります。
また、お茶やコーヒーは無糖でも着色の原因になりますし、熱い飲み物はマウスピースを変形させるおそれがあります。学校で水分補給をするときは水を選び、それ以外の飲み物を口にする場合は装置を外しましょう。
部活動中にスポーツドリンクを飲む場合も同様です。飲んだ後は水で口をすすぎ、難しいとは思いますが、歯を磨いてから装着するのがベストです。装着したまま飴やガムを口にすることは、装置の変形や虫歯につながるため避けましょう。
給食・お弁当後は必ず歯を磨く
学校生活では給食やお弁当の時間があります。これらの時間の前にはマウスピースを外し、食後は歯を磨いてから再装着します。
食べかすや糖分が残った状態で装着すると、マウスピースの内部に汚れが閉じ込められ、虫歯や歯周病、口臭の原因になります。
また、マウスピースが汚れる原因にもなります。学校には携帯用の歯ブラシと歯磨き粉を持参し、短時間でも歯の表面や歯と歯の間を丁寧に清掃しましょう。洗面所が混雑する場合に備え、昼休みの行動をあらかじめ決めておくと継続しやすくなります。
歯磨きができない状況では、水で口をよくすすいでから装着し、帰宅後に改めて磨きます。マウスピース自体も水で軽く洗い、清潔な状態を保つことが重要です。
マウスピースを外すときは必ずケースに保管する
外したマウスピースは、必ず専用ケースに入れて保管しましょう。ティッシュやハンカチに包むと、ごみと間違えて捨てたり、机の上から落として踏んだりする可能性があります。
給食後に置き忘れる場合もあるため、ケースを入れる場所を通学バッグの中で決めておくと安心です。ケースには名前を付け、予備のケースを学校に置いておくというのも良いでしょう。
紛失した場合は、自己判断で長期間装着を中断せず、できるだけ早く歯科医院へ連絡しましょう。歯科医師の判断により、一つ前のマウスピースへ戻す、次の段階へ進む、紛失した装置を再作製するなどの対応を行います。
放置すると歯が後戻りし、治療計画の修正や追加費用が必要になることがあります。紛失に気づいた時点で、保護者にも共有して早めに対応しましょう。
激しいスポーツをするときはマウスピースを外す
通常の体育やコンタクトの少ない運動であれば、大抵の場合マウスピースを装着したまま行えます。
ただし、ラグビー、格闘技、アメリカンフットボールなど、顔や口元に強い衝撃を受ける可能性がある競技では、装置の破損や口腔内のけがを防ぐため、装置を装着したままプレーして良いのか歯科医師や部活動の指導者へ事前に相談しましょう。
必要に応じてマウスピースを外し、競技用のマウスガードを使用します。矯正用マウスピースはスポーツ用マウスガードの代わりにはなりませんのでその点には注意が必要です。
楽器演奏や発声を伴う部活動では、基本的に装着したまま練習できますが、違和感が強くて外して練習したいという場合は歯科医師に相談してください。
外した時間は装着時間に含まれないため、練習後は歯や装置を清潔にして早めに再装着し、1日の合計装着時間を確保しましょう。
マウスピース矯正が学校生活に適している理由
学校・日常生活への影響が少ない
マウスピース矯正の装置は薄く、口の中で目立ちにくいため、授業中や友人との会話、部活動などにも取り入れやすい特徴があります。
治療開始直後や交換直後には締め付け感や軽い違和感が出ることがありますが、多くは数日で慣れて通常通りの生活が可能になります。
ワイヤーやブラケットが頬に当たる刺激も少ないため、普段の学校生活への影響を抑えながら治療を続けやすく、多くの若年者に選ばれています。
マウスピースが透明で目立たない
マウスピースは透明な素材で作られているため、装着していても目立ちにくい点がメリットです。口元の見た目を気にせず授業を受けたり、写真撮影や発表、学校行事に参加したりしやすくなります。
特に思春期は矯正装置の見た目を気にして、治療に前向きになれないことがありますが、マウスピース矯正なら心理的な負担を抑えられます。友人に矯正中であることを知られたくない方にも選びやすい方法です。
ただし、歯の表面に付けるアタッチメントは近くで見ると分かるでしょう。アタッチメントに着色するとより目立つようになるので、装置への着色を防ぐためにも、飲食や清掃のルールを守ることが大切です。
取り外しができる
給食やお弁当、歯磨きの際に自分で取り外せるため、普段に近い形で食事や口腔ケアを行えます。食べ物がマウスピース装置に絡まることなく、歯ブラシやデンタルフロスも使いやすいため、口の中を清潔に保ちやすい点も利点です。
また、学校行事や楽器演奏、コンタクトスポーツなど、大事な場面では歯科医師の指示に従って一時的に外せる場合があります。給食の献立を過度に気にする必要がない点も、学校生活と両立しやすい理由です。
一方で、外したまま忘れると装着時間が不足するため、食後は歯を磨いて速やかに再装着し、外した装置は必ず専用ケースに保管しましょう。
痛みが少ない
ワイヤー矯正もマウスピース矯正も1ヶ月で動かす移動量は最大約1mmです。
マウスピース矯正では、1枚を約1週間、1ヶ月で約4枚のマウスピースを使い、少しずつ力をかけて動かすのに対し、ワイヤー矯正では月に1回の調整で動かすため、一回でかかる力が強くなります。
そのため、マウスピース矯正の方が痛みを感じにくい傾向にあるとされています。
また、金属製の装置を使用しないため、装置が唇や頬の内側に当たって傷になるリスクも抑えやすく、授業や部活動への影響を少なくしやすいでしょう。ワイヤーの端が外れたり、ブラケットが粘膜を刺激したりするトラブルもあまりありません。
ただし、新しいマウスピースへ交換した直後は、締め付け感や噛んだときの痛みが生じることがあり、痛みの感じ方には個人差があります。
通院頻度が少ない
マウスピース矯正では、複数枚の装置をまとめて受け取り、歯科医師の指示に従って自宅で交換しながら治療を進めていきます。そのため、ワイヤーを月に1回調整する方法と比べ、通院間隔を長く設定できる場合があります。
授業や試験、部活動、習い事などで忙しい学生でも、予定を調整しやすい点はメリットです。保護者が毎回付き添う負担も抑えやすくなります。
ただし、通院が不要になるわけではありません。歯が計画どおりに動いているか、虫歯や歯ぐきの炎症がないかを確認するため、指定された受診日は守る必要があります。
装置の浮きや破損、紛失があれば、次回まで待たず早めに歯科医院へ連絡しましょう。
高校生のマウスピース矯正についてはこちらで詳しく解説しています
マウスピース矯正の費用相場
マウスピース矯正の費用は、前歯など一部だけを動かす部分矯正で30万~60万円程度、噛み合わせを含めて歯列全体を整える全体矯正で70万~110万円程度が目安です。
実際の費用は、歯並びの状態や治療期間、使用するマウスピースの枚数、治療プランによって異なります。
また、精密検査料や通院時の調整料、追加マウスピース、治療後に使用する保定装置の費用が別途かかる場合もあります。
最近では院内分割払いやデンタルローンを利用できる歯科医院も増えているため、相談時には総額だけでなく、追加費用の有無や支払い方法まで確認しましょう。
学校生活とマウスピース矯正の両立に不安がある方は、高知市の「アポロニア歯科クリニック」へご相談ください
学校生活を送りながらマウスピース矯正を続けられるか不安な方は、高知市の「アポロニア歯科クリニック」へご相談ください。
当院では、矯正歯科をインビザライン中心に行っており、患者様の歯並びや噛み合わせ、授業・給食・部活動などの生活状況を踏まえて治療計画をご提案します。
装着時間の管理方法や学校での歯磨き、紛失時の対応、スポーツをする際の注意点についても丁寧にご説明します。
治療期間や費用、通院頻度についても事前に確認できるため、学生の方や保護者の方も安心してご相談いただけます。
学校生活との両立にお悩みの方は、まずはお気軽にご予約・お問い合わせください。LINEでの矯正相談も実施しています。