マウスピース矯正は高校生でもできる?早めに行うメリットを紹介|アポロニア歯科クリニック|高知県高知市の歯医者

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医療コラム TOPICS

<この記事を監修した人>

アポロニア歯科クリニック 院長 日野謙一郎

院長の日野は、インビザラインの上位認定であるダイヤモンド・プロバイダーとして豊富な経験と治療実績を生かし、難症例にも対応できる精密な診断力と治療計画立案力に定評をいただいております。 ISCD公認CERECトレーナー資格を持ち、審美歯科・補綴・CAD/CAM治療と矯正治療を併用した総合的/全顎的な治療も可能です。地域住民の健康増進と地域医療の発展に向け、各種イベントやセミナーを企画・開催し、情報を発信しています。

マウスピース矯正は高校生でもできる?早めに行うメリットを紹介

 

高校生でもマウスピース矯正は可能です。透明なマウスピースを使用するため、ワイヤー矯正のように見た目が気になりにくく、部活や学校生活にも影響が少ないのが特徴です。

さらに、成長期のうちに歯並びを整えることで、将来の噛み合わせや虫歯・歯周病のリスクを減らすことにもつながります。

本記事では、高校生がマウスピース矯正を始めるメリットや注意点をわかりやすく解説します。


高校生でもマウスピース矯正は始められる?


高校生でもマウスピース矯正は問題なく始めることができます。

マウスピース矯正は、取り外し可能で透明なマウスピース型の装置を用いるため、見た目への影響が少なく、学校生活や部活動に積極的に取り組んでいる学生の方にも取り入れやすい治療方法です。


また、歯や顎は高校生の時期でもまだ成長の途中にあるため、成長に合わせた治療計画を立てやすいというメリットもあります。

また、ワイヤー矯正と比べて痛みや違和感が少ないことや、食事や歯磨きの際に取り外せるため衛生管理がしやすい点も魅力です。


ただし、毎日決められた時間しっかり装着する自己管理が重要となるため、本人の意思や習慣づくりが治療成功のカギとなります。

 

高校生がマウスピース矯正をするメリット


 高校生でマウスピース矯正をするとたくさんのメリットがあります。以下でよく聞かれるメリットについてご説明いたしますので矯正方法に迷ったら参考にしてみてください。


透明で周囲に気付かれにくい


マウスピース矯正は、透明な樹脂製の装置を使用するため、見た目にとても自然で、装着していてもほとんど気付かれません。

思春期の高校生にとって、見た目や他人からの印象はとても大きなポイントです。


ワイヤー矯正だと「矯正中であることが目立つ」ことでコンプレックスになったり、笑うことをためらってしまったりすることがあります。

その点、マウスピース矯正なら、学校生活や部活動、アルバイト、友人との会話など、日常のコミュニケーションで装置が見える心配が少なく、自然体のまま過ごしやすくなります。


「矯正していることを知られたくない」「写真に写るのが嫌になりたくない」と考える高校生にとって、大きなメリットと言えます。


大人よりも顎の骨や歯が柔軟で動きやすい


高校生はまだ成長過程にあり、顎の骨や歯を支える組織が比較的柔らかいため、歯が動きやすいという利点があります。

大人になってからの矯正は、歯と骨が強固にくっついていたり、骨が硬くなっているため、歯を動かすのに時間がかかることがありますが、成長期の高校生は比較的スムーズに改善が進みやすいです。


そのため、同じ歯並びの状態でも、高校生の方がより短い期間で理想に近づけるケースもあります。

「できるだけ早く歯並びを整えたい」「成人する前に見た目を整えたい」という方には、ベストな時期ともいえます。


口腔トラブルの予防・改善につながる


歯並びが整うと、歯磨きがしやすくなるため、虫歯や歯周病のリスクを大きく減らすことができます。

乱れた歯並びのままでは、磨き残しが生じやすく、口腔トラブルの原因となることがあります。

高校生はこれから長い人生を過ごす中で、できるだけ健康な歯を保つことがとても重要です。


また、噛み合わせが整うことで、食事をしっかり噛めるようになるだけでなく、姿勢やあごの関節への負担が軽減される場合もあります。

見た目の改善だけでなく、将来の健康を守るうえでもメリットが大きい治療方法です。


大人よりも費用を抑えられる


マウスピース矯正は、治療内容や必要な装置の数によって費用が変わりますが、歯や骨が動きやすい高校生の場合、治療の効率が良く、結果として期間やアライナー枚数が少なく済むことがあります。

そのため、全体のコストを抑えられる可能性があるのがポイントです。


また、早いうちに歯並びを整えることで、将来的に必要となる可能性のある追加治療(虫歯治療、歯周病治療、噛み合わせ改善など)の費用を減らせることもあります。

「将来に向けての先行投資」として考えると、むしろコスト面のメリットは大きいと言えます。


取り外しができて部活や学業への影響が少ない


マウスピース矯正は運動部で激しいコンタクトがある場合や、演奏・発声が必要な部活でも、治療と部活を両立することができます。

ワイヤー矯正はでこぼこした装置を歯の表面に固定するため、コンタクトスポーツの際に口腔内粘膜を傷つけたり、口元を繊細に動かす楽器演奏や歌唱に支障が出たりすることがあります。


しかし、マウスピース矯正の装置は非常に薄く表面もなめらかなため、装置を装着したまま部活を行っても怪我をしたり違和感を感じることが少なく、必要な場合はご自身で取り外して部活動に取り組むことができます。


また、食事・歯磨きの際にも外せるため、衛生面を維持しやすく、忙しい高校生活の中でも無理なく続けられるのが大きな魅力です。

勉強や試験期間と重なっても、生活リズムに合わせて柔軟に対応できるため、日常の負担を少なく治療できます。

もちろん外す時間が長くなると効果が出にくくなってしまいますので、歯科医師との相談の上、進めていくようにしましょう。


高校生でマウスピース矯正ができないケースとは?


 マウスピース矯正がいい!と思っても誰にでも適応できるわけではなく、できないケースもあります。合っていない治療方法を無理やり進めても期待した結果を得られることはありません。

自分が以下のケースに当てはまる、もしくは歯科医師に当てはまると指摘された場合は別の適した矯正方法を選択肢に入れて検討するようにしましょう。


マウスピース矯正ができるケース


高校生は顎や歯の周囲組織がまだ柔らかく、歯が動きやすい時期のため、マウスピース矯正が適していることが多いです。

軽度から中等度の歯並びの乱れ、噛み合わせの小さなズレ、歯列全体の形を整えたいケースなどは、マウスピースで十分に改善が期待できます。


具体的には骨格のずれを伴わないすきっ歯や出っ歯、叢生(ガタガタ)などです。

通常、成人の矯正では、すでにインプラントが入っていたり、補綴物がたくさん入っていたり、と矯正治療の計画が煩雑になることがありますが、高校生ではそのようなケースが非常に少ないのでスムーズな治療となりやすいです。


マウスピース矯正ができないケース


一方で、骨格そのものに大きなずれがある場合、下顎が大きく前に出ている反対咬合、噛み合わせが深く大きくずれている重度の不正咬合などは、マウスピースだけでは力の方向や強さが足りず、希望する改善が難し区なります。


骨格の不均衡が原因となっている場合は、歯列矯正と、外科的矯正を併用しなければ改善できないこともあります。

また、歯を並べるスペースが全くない場合には、抜歯を含む治療計画が必要となり、その際はワイヤー矯正のほうが適していることがあります。


それぞれの矯正方法に得意な動きと苦手な動きがありますのでそれらを組み合わせることで十分な治療結果を目指すこともあります。

歯並びの状態によって様々ですので、歯科医師の診断を元に、必要な治療方法を検討することが大切です。


高校生がマウスピース矯正をするときの注意点


 高校生は未成年という点、学校や部活などの時間的制限がある点で、成人の矯正とはやや注意点が異なります。治療を検討する際は以下の点に注意しましょう。


保護者の同意が必要


高校生が矯正治療を受ける場合、基本的に保護者の同意が必要です。治療には高額な費用や通院の継続が伴うため、家族と一緒に理解して進めていくことが大切です。

また、治療計画や期間、費用などについて保護者を交えて説明を受けることで、本人の不安を減らし、治療へのモチベーションも保ちやすくなります。


高校生は学校生活や部活などで忙しい時期ですが、家族のサポートがあることで、治療を無理なく続けやすくなります。

まずは保護者と相談した上で、矯正の必要性や目的を共有することが重要です。


通院をする必要がある


マウスピース矯正は、自宅でマウスピースを交換しながら進める治療方法ですが、定期的な通院は欠かせません。

歯の動き方を確認したり、マウスピースの調整が必要になったりするため、通常1〜2ヶ月に一度の通院が必要です。


高校生の場合、テスト期間や部活の大会などスケジュールが不規則になりやすいため、無理なく通院できる環境かどうかも重要なポイントです。

事前に通院しやすい曜日や時間帯を確認しておくと、治療をスムーズに進めやすくなります。

遠方の歯科医院を選ぶと負担が大きくなるため、通いやすい医院を選ぶことも大切です。


インビザラインの通院頻度についてはこちらをご覧ください


装着時間を守れないと治療が進まない


マウスピース矯正を成功させるために最も重要なのは「装着時間を守ること」です。

基本的には1日22時間以上の装着が推奨とされており、装着時間が不足すると歯が計画通りに動かず、治療期間が延びてしまう原因になります。


マウスピースは取り外せるというメリットがある一方で、「外したまま忘れてしまう」ことも起こりやすいため、本人の自己管理がとても大切です。

スマホのアラームやリマインダーを活用したり、食事の後にすぐ装着する習慣を決めたりすることで、継続しやすくなります。


自分で管理できるかが治療成功の鍵となるため、始める前に「続けられるか」を考えることも大切です。


食事をしたあとは必ず歯磨きをしてから装着する


マウスピースは食事のときに外すため、食後は必ず歯磨きをしてから装着します。

歯磨きをせずに装着してしまうと、食べかすがマウスピース内に残り、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

特に高校生は間食が増えやすく、部活後にそのまま水分補給だけして装着するなど、歯磨きを怠りがちです。


しかし、矯正中は口腔内を清潔に保つことが治療の質に直結します。外出時にも歯ブラシセットを持ち歩き、いつでも歯磨きできる環境を作ることが大切です。

歯磨きを頻繁に行うのが難しければ、マウスウォッシュや歯磨きシートのような便利グッズを併用するのも良いでしょう。


「矯正中は歯を守る意識を高める」という気持ちで取り組むと、きれいな歯並びと健康な歯を両立しやすくなります。


高校生マウスピース矯正を検討している方は、高知市の「アポロニア歯科クリニック」へご相談ください


アポロニア歯科クリニックでは、インビザラインを専門とした矯正治療を行っており、高校生をはじめとした幅広い年代の患者さまの歯並び改善に対応しています。

透明なマウスピース矯正は、見た目への負担が少なく、部活や学校生活にも取り入れやすいため、学生の方にも人気の治療方法です。


当院では、歯並びの状態や生活スタイルに合わせた最適な治療計画をご提案し、丁寧にサポートいたします。

「矯正を始めるか迷っている」「自分に合う治療方法を知りたい」という方も、まずはお気軽にご相談ください。ご予約・お問い合わせはWEBから承っています。

あなたの笑顔づくりを全力でお手伝いします。


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