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インビザラインの治療期間をご紹介!長引いてしまうケースとは?

 

インビザライン矯正を検討している方の中には、「治療期間がどれくらいかかるのか?」と気になる方も多いと思います。

インビザラインの治療期間は、平均して2年前後ですが、部分矯正なのか全体矯正なのか、症例の重症度や患者様の装置使用状況によって変わります。

また、治療期間中の過ごし方によって短縮できる場合や、逆に長引いてしまうケースもあります。

本記事では、インビザラインにかかる平均的な治療期間や、期間が長くなる要因・短縮する方法について詳しく解説します。

矯正をできるだけ早く終わらせたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

インビザラインの平均的な治療期間

 

大人の場合

 

大人のインビザライン治療では、平均1年〜2年程度の期間が必要とされます。歯の移動量が多くなるほど時間がかかり、抜歯が必要なケースでは2年以上かかることもあります。

大人は骨格の成長がすでに終了しているので、スペースを作るために抜歯やIPR、歯の遠心移動を行う必要があります。

また年齢が上がれば上がるほど歯は動きにくくなる傾向があります。個人差はありますが、成人矯正は期間が長くなりやすいです。

軽度の歯並びの乱れであれば、6ヶ月〜1年程度で治療が完了することもありますが、中等度〜重度の症例では1年半〜2年またはそれ以上かかるのが一般的です。

また、治療終了後には歯の後戻りを防ぐためにリテーナー(保定装置)を装着する期間が必要です。

インビザラインは、装着時間や装着方法によっても左右されるので、歯科医師からの指導事項を守ることが治療期間の短縮につながります。

 

子供の場合

 

子供のインビザライン治療(インビザライン・ファースト・I期矯正)は、顎の成長を利用しながら歯並びを整えるため、6ヶ月〜1年半程度が目安とされています。

子供のお口の中は歯周組織も健康で、骨の代謝が活発なので大人よりも治療期間は短くなります。

ただし、成長に応じて成人矯正(II期矯正)が必要になることもあり、全体の治療期間としては長くなることがあります。

子供のうちから矯正を始めることのメリットは、顎の成長を利用して歯を並べるスペースを確保することができ、将来的に抜歯を避けられる可能性が高くなります。

また、II期矯正に移行した場合も通常の成人矯正よりも短期間で済むことがほとんどなので、お子様の不正歯列が気になっている場合は早めの相談がおすすめです。

 

インビザラインの治療期間が長引いてしまうケース

 

重度の不正咬合である

 

インビザラインの治療期間が長引く要因の一つに、重度の不正咬合が挙げられます。

軽度〜中等度の歯並びであれば、1年〜2年程度で矯正が完了することが多いですが、噛み合わせのズレが大きい場合や歯を大きく移動させる必要がある場合は、3年ほどかかることもあります。

特に、上顎前突(出っ歯)や下顎前突(受け口)、開咬(奥歯は噛んでいるのに前歯が噛み合わない状態)などの症例では、歯の移動だけでなく顎の位置の調整が必要になることが多く、治療期間が長引く傾向にあります。

また、複雑な症例ではマウスピースと歯の動きにズレが生じやすく、何度もリファイメントが必要になることもあります。

その都度スキャンして治療計画を修正し、マウスピースを作製するため、その分治療期間が長くなります。

重度の不正咬合でインビザラインを選択する場合は、治療計画が長期に及ぶ可能性があることを理解し、歯科医師と相談しながら進めることが大切です。

 

抜歯が必要である

 

インビザラインは、抜歯をせずに矯正できるケースもありますが、歯並びを整えるスペースが足りない場合、抜歯が必要になることがあります。

抜歯が必要な場合、歯を抜いた後のスペースを閉じるのに時間がかかるため、治療期間が長引く傾向にあります。

マウスピース1枚分で動かせる歯の量はおおよそ決まっているので、抜歯したスペースの分だけ歯を動かそうと思うと当然時間がかかります。

また、抜歯後の治癒期間を考慮する場合、すぐに矯正を開始できないこともあるため、こちらも治療全体のスケジュールが伸びる要因となります。

抜歯をした後のスペースが閉じるまでの間は、正しい位置へスムーズに移動させるために補助装置(顎間ゴムやアタッチメント)を併用することが多いです。

特に顎間ゴムは患者様ご自身で管理していただく補助装置です。患者様の協力度によっても治療期間が大きく変動するため、歯科医師の指示をしっかり守ることが重要です。

 

虫歯や歯周病がある

 

矯正治療を開始する前に、虫歯や歯周病があると、先にそれらの治療を済ませる必要があるため、矯正開始が遅れる原因となります。

特に、矯正中に虫歯や歯周病が悪化すると、一時的に矯正を中断せざるを得ないケースもあり、その分治療期間が延びてしまうことがあります。

また、矯正中はマウスピースの装着時間が長いため、唾液による自浄作用が低下し、虫歯や歯周病のリスクが高まることも注意が必要です。

虫歯が進行すると、治療のためにマウスピースを一定期間装着できなくなる可能性だけでなく、治療によって歯の形が変わり、治療計画を修正する必要があることもあります。

そのため、矯正治療をスムーズに進めるためには、定期的な歯科検診と適切な口腔ケアが重要です。

 

マウスピースの装着時間・方法が誤っている

 

インビザラインの治療期間は、患者様がマウスピースを適切に装着するかどうかに大きく左右されます。

基本的に、インビザラインのマウスピースは1日22時間以上装着することが推奨されていますが、装着時間が短いと、歯の移動が遅くなり、治療期間が長引く原因になります。

また、マウスピースの装着方法が誤っている場合、計画通りに歯が動かず、追加の調整が必要になることもあります。

例えば、マウスピースがしっかりはまっていなかったり、途中で装着を怠っていた場合、歯とマウスピースのズレが大きくなってしまい、次第にマウスピースが合わなくなることもあるため、注意が必要です。

マウスピースが合わなくなった場合は新しく作り直しが必要です。

治療をスムーズに進めるためには、マウスピースを正しく装着し、フィットよくするための補助道具であるチューイーをしっかり活用することが推奨されます。

 

マウスピースを紛失してしまう

 

インビザラインの治療では、マウスピースを決められたスケジュールで交換していくことが重要ですが、マウスピースを紛失してしまうと、治療計画が大幅に遅れる原因になります。

マウスピースを紛失してしまった場合、紛失したタイミングと歯の動きによりますが、多くの場合で新しいものを作成する必要があり、その間は歯の移動が停滞してしまいます。

新しいマウスピースを作成する場合、歯型を再度スキャンし、製作に数週間かかるため、その分治療が遅れてしまいます。

マウスピースの紛失を防ぐためには、取り外した時は専用ケースに入れる習慣をつけることが大切です。

また、万が一紛失した場合は、すぐに歯科医師に相談し、適切な対応をとることで治療の遅れを最小限に抑えることができます。

 

インビザラインの治療期間を短縮させる方法

 

マウスピースの装着時間・方法を守る

 

インビザラインの治療期間を短縮するためには、1日22時間以上の装着が最も重要です。

インビザラインのマウスピースは、持続的に歯に圧力をかけることで少しずつ歯を動かす仕組みになっており、装着時間が短いと歯が動かないばかりか後戻りを起こし、思わぬトラブルを引き起こすことがあります。

また、装着方法が適切でないと、歯がマウスピースにしっかりフィットせず、計画通りに移動しない可能性が高いです。

マウスピースを装着する際は、チューイーをしっかり噛んで密着させることが推奨されます。

食事や歯磨きの後にマウスピースを装着し忘れると、数時間の遅れが積み重なり、治療全体の進行が遅れる原因となるため、意識的に管理することが大切です。

 

マウスピースの交換時期を守る

 

インビザラインの治療では、患者様ご自身で装置交換のスケジュールを管理していただくため、マウスピースを交換する正しいタイミングを守ることも非常に大切です。

一般的には、7〜10 日ごとに新しいマウスピースに交換することが推奨されており、歯科医師の指示通りに行っていただくことが大切です。

予定より早く交換してしまうと、歯が十分に移動していない状態で次のステップに進むことになり、適切な矯正効果が得られないことがあります。

また一方で、交換を遅らせると、歯の動きが遅くなり、治療期間が長引く原因となります。

歯の動きに疑問があったり、交換のタイミングに関して気になる点があったら担当歯科医師に指示を仰いで交換を進めるようにしましょう。

 

マウスピースを紛失しないよう管理する

 

マウスピースの紛失は、治療期間を延ばしてしまう大きな要因の一つです。マウスピースをなくしてしまうと、新しいものを作成するまでの間、治療がストップし、歯の動きが停滞してしまいます。

マウスピースを紛失しないための対策としては、以下のポイントが挙げられます。

 

・食事の際には専用ケースに入れる(ティッシュなどに包むと捨ててしまうことがある)

・外したらすぐに決まった場所に保管する

・持ち運ぶ際はケースを用意する

 

適切に管理し、不要な治療の遅れを防ぐことが、期間短縮につながるポイントです。

 

口内を清潔に保つ

 

矯正中は、虫歯や歯周病のリスクが高くなるため、口内を清潔に保つことが非常に重要です。

もし、矯正期間中に虫歯や歯周病が進行してしまうと、治療を一時中断して虫歯治療を優先する必要があり、その分矯正期間が延びる原因となります。

そのため、以下のポイントを意識して、口内を清潔に保つことが大切です。

 

・毎食後に歯磨きをする

・デンタルフロスや歯間ブラシのような清掃補助道具を使用して細かい部分の汚れを除去する

・フッ素入りの歯磨き粉を使用する

・マウスピースも専用のクリーナーや流水で清潔に保つ

 

これらを徹底することで、虫歯や歯周病を予防し、矯正治療をスムーズに進めることが可能になります。

 

定期的に通院する

 

インビザライン治療では、歯科医師による定期的なチェックが欠かせません。

一般的に、4〜12週間ごとの通院が推奨されており、このタイミングで歯の動きを確認し、必要に応じて調整が行われます。

通院を怠ると、マウスピースのフィットや歯の状態を正しく把握できず、計画通りに治療が進まないリスクがあります。

また、定期的な口内のチェックにより虫歯や歯周病のようなトラブルが大きくならないうちに発見し、対処することで、矯正治療を中断するリスクを下げることができます。

定期的な通院でお口の中の状態をしっかり確認することは結果的に治療期間の短縮につながります。

 

インビザライン治療を検討している方は、高知市の「アポロニア歯科クリニック」へご相談ください

 

高知市でインビザライン矯正をお考えの方は、「アポロニア歯科クリニック」へぜひご相談ください。

当院では、インビザラインでの矯正治療を行っており、患者様一人ひとりの歯並びに合わせた最適な治療計画をご提案します。

「自分の歯並びにインビザラインが適応するのか知りたい」「治療期間や費用について詳しく聞きたい」など、矯正に関するお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

経験豊富な歯科医師が丁寧に診察し、不安を解消しながら治療を進められるようサポートいたします。

ご予約やお問い合わせは、Webで受け付けております。まずはお気軽にご相談ください。

 

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