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インビザラインで滑舌が悪くなるって本当?よくある原因と対処法3選

 

「インビザラインで滑舌が悪くなるのでは?」と心配される方も多いですが、実際にはその多くが思い込みによるものです。しかし、滑舌が悪く感じる原因は存在し、適切な対処法もあります。

本記事では、インビザライン装着中に滑舌が悪くなる主な原因と、その改善方法について解説します。発音のトレーニングや装置の扱い方のコツを知ることで、矯正中の不安を解消し、自信を持って治療を進めることができます。ぜひ参考にしてください。

 

インビザライン中は滑舌が悪くなるって本当?

 

インビザラインを装着中に滑舌の悪さを感じることはありますが、ほとんどの場合、それは一時的なものか、思い込みによることが多いです。

インビザライン治療中は特殊加工されたプラスチック製のマウスピース型装置を、食事と歯磨きの時間を除いて長時間装着することが求められます。

このため、初めて装着した際には違和感を感じ、滑舌が悪くなったように思うかもしれません

しかし、口の周りの組織は非常に順応性が高く、装着から数日~数週間も経てば慣れて普段通りに話せるようになります。

アライナーは薄さ約0.5mmで歯にぴったりとフィットし、物理的に口の動きを妨げる要因はほとんどありません。

適切な使い方を心がければ、滑舌への影響を最小限に抑えることができます。

 

インビザライン中に滑舌が悪くなる原因

 

インビザライン治療中に滑舌が悪くなった!と感じる原因について解説します。

 

インビザラインに慣れていない

 

インビザラインは薄く、歯にフィットするよう設計されていますが、最初の装着時は違和感を感じることが多いです。

特に口の中は敏感な部位であり、アライナーを装着した際の異物感が滑舌に影響を与えることがあります。

初期の数日~数週間は舌や口の周りの筋肉が装置に順応していないため、発音に問題を感じることもありますが、口腔内は適応力が高いので、数週間もすれば自然に装置に慣れ、滑舌も改善されていきます。

 

マウスピースの付け方が間違っている

 

インビザラインはオーダーメイドで作られ、正しく装着されていれば滑舌への影響は最小限です。しかし、浮いた状態で装着してしまうと、物理的に口内のスペースが狭くなり、滑舌が悪くなります。

このような状態を防ぐためには、チューイーと呼ばれる専用の器具を使用して装置を正しくはめ込み、浮きがないか確認することが重要です。

正しく装着されていないと、アライナーがしっかり歯にフィットせず、違和感や発音のしづらさが続くことがあります。

 

舌がマウスピースに当たっている

 

アライナーは薄さ約0.5mmで、歯全体を覆うように設計されています。これにより、舌の収まる空間が狭くなり、特定の音を発音する際に舌がアライナーに当たって違和感を感じることがあります。

特に、アライナーに舌が触れる位置が変わると発音が難しくなり、滑舌が悪くなることがあります。

ただし、舌は順応性が高いため、数週間の装着期間を経て新しい動きに慣れ、滑舌は次第に改善されます。

 

口内が乾燥している

 

インビザラインは上下の歯に装着されることが多く、合計で約1mmの厚みになります。この影響で、口を閉じにくく感じることがあり、口内が乾燥して滑舌が悪くなる原因となります。

唾液は口内を潤し、発音をスムーズにする役割を果たしているため、乾燥によって滑舌が悪く感じることがあります。

しかし、装置に慣れて口を自然に閉じられるようになれば、この問題も解消されます。口内を潤すために水分を摂取し、乾燥を防ぐ工夫をすると良いでしょう。

 

マウスピースが変形している

 

インビザラインのアライナーが変形している場合、滑舌が悪くなることがあります。装着してから1か月以上経っても滑舌や違和感が改善しない場合、アライナーが変形や破損している可能性があります。

アライナーが変形していると、計画通りの歯の移動が妨げられることに加え、滑舌にも影響を及ぼします。無理な外し方や保管時の取り扱いが原因で変形が起こりやすいため、適切な管理方法を心掛けましょう。

外す際には専用のリムーバーを使用し、保管は専用ケースに入れることが推奨されます。問題が続く場合は、早めに歯科医師に相談するのが賢明です。

 

インビザライン中の滑舌に影響を及ぼしやすい音とは?

 

インビザラインを装着中、特に発音しづらいと感じる音があります。これらは「さ行」「た行」「な行」「ら行」であり、アライナーによって微妙に発音が難しくなる場合があります。それぞれの音が滑舌に与える影響とその理由について説明します。

 

サ行

 

「サ行」は破擦音と呼ばれる音で、舌先の位置や息の出し方を精密に使い分ける必要があります。このため、アライナー装着時には、舌の位置や息の抜け方がわずかに変わることで発音が不安定になり、滑舌が悪く感じることがあります。

アライナーは歯全体を覆っているため、舌先が当たる位置や動きが制限され、さ行の発音が不自然に感じることがあるのです。

 

タ行・ナ行・ラ行

 

「タ行」「ナ行」「ラ行」は破裂音と呼ばれる音で、上顎の裏側に舌を強く当てて発音します。アライナーは上顎の裏を直接覆うことはありませんが、アライナーの切縁部分がわずかに干渉し、舌の動きを阻害することがあります。

これにより、音が詰まったり、発音がしづらく感じたりすることがあります。ただし、これらの音に関しても舌の動きに慣れていけば次第に発音がスムーズになります。

滑舌が悪くなったと感じるのは多くの場合、本人が敏感になっているだけで、周りの人にはほとんど気づかれないことが多いです。

不安な場合は家族や友人に確認し、必要に応じて発音の練習をすることで安心感を得られるでしょう。

 

インビザラインによって滑舌が悪くなった時の対処法

 

インビザラインを使用していると、滑舌が悪くなったと感じることがあるかもしれません。しかし、適切な対処を行えば、発音の問題を軽減したり解消したりすることができます。

以下は、その対処法についての具体的な説明です。

 

発音練習をする

 

滑舌が悪くなったと感じたときには、発音練習を行うことが効果的です。特に、サ行、タ行、ナ行、ラ行の音はインビザラインの装着時に発音が難しくなることがあります。これらの音を発音する際には、舌の動きや位置を意識しながら練習すると良いでしょう。

鏡の前で話したり、ゆっくりと発音を繰り返したりすることで、舌の動きに慣れることができます。また、早口言葉や発音トレーニング用の文章を使って練習すると、口腔周りの筋肉が鍛えられ、滑舌が改善されることがあります。

初めは違和感があるかもしれませんが、練習を重ねることで次第に滑舌が良くなっていきます。

 

マウスピースの装着方法を見直す

 

インビザラインは患者様の歯列に合わせてオーダーメイドされていますが、装着方法が適切でないと滑舌に影響を与えることがあります。マウスピースがしっかりと歯に密着していない場合、発音が不自然になることが多いです。

専用のチューイーを使用して装着が浮かないように確認することで、正しいフィット感を得ることができます。装着の浮きや隙間をなくすことで、口内のスペースを有効に使えるようになり、滑舌の問題が改善されることがあります。

さらに、装着がきちんとされていると歯の動きも計画通りに進むため、矯正の効果も高まります。

 

装着中は口を閉じる

 

インビザラインを装着していると、慣れるまで口を閉じにくく感じ、口内が乾燥しやすくなります。唾液が不足すると口内が乾燥し、滑舌が悪くなることがあります。そのため、装着中は意識して口を閉じることが重要です。

口を閉じる習慣をつけると、口内の乾燥を防ぎ、発音をより自然に保つことができます。また、こまめに水分を摂取し、口内の潤いを保つことも滑舌を改善するために役立ちます。

乾燥による影響は、唾液の分泌が促進されることで解消されるので、水を飲むことや口を意識的に閉じることで口内環境を整えましょう。

これらの対処法を組み合わせることで、インビザライン装着中の滑舌問題は軽減され、安心して治療を続けることができるでしょう。インビザラインに慣れ、発音が改善されれば、自然に会話を楽しめるようになります。

 

どうしても気になる場合、インビザラインを外しても良い

 

インビザラインを装着中に滑舌がどうしても気になる場合、一時的に外しても問題はありません。ただし、インビザラインは歯を動かすための装置なので、外す際にはいくつかの注意点を守る必要があります。

 

外すのは短時間に留める

 

インビザラインは1日20~22時間の装着が推奨されています。これにより、歯が計画的に動き、矯正治療が効果的に進行します。滑舌が気になるからといって長時間外してしまうと、治療効果が薄れ、治療期間が延びてしまう可能性があります。

そのため、外すのは短時間に留めるよう心掛けましょう。例えば、特に重要な会話やプレゼンテーションの際に外すことは許容されますが、その後はすぐに装着し直すことが大切です。

短時間の使用中断であれば、矯正計画への影響を最小限に抑えることができます。

 

外している間は正しく保管する

 

インビザラインを外した際には、適切に保管することが重要です。外したアライナーをむき出しのまま置いておくと、破損や紛失のリスクが高まります。また、清潔でない場所に置いてしまうと、細菌が付着し再装着時に口内環境に悪影響を与えることもあります。

そのため、専用のケースに保管し、アライナーが清潔な状態で守られるようにしましょう。保管ケースを持ち歩くことで、外出先でも安心してアライナーを外すことができます。

また、外す前に手を清潔にし、アライナーを再装着する際にも手をきれいにすることを忘れないようにしましょう。

これにより、口内環境を良好に保ちつつ滑舌の問題にも対処することができます。

 

インビザラインの治療をご検討の方は高知市の「アポロニア歯科クリニック」へご相談ください

 

高知市でインビザライン矯正を検討されている方は、「アポロニア歯科クリニック」へぜひご相談ください。

当院はインビザライン治療に精通し、地域で数少ないインビザドクターが在籍する医院です。都市部に行かずとも、高度な矯正治療を受けることが可能です。

さらに、インビザライン治療前や治療中に必要となる虫歯治療や便宜抜歯なども一貫して対応いたします。初回の矯正相談は無料ですので、矯正を考えている方はお気軽にお問合せください。

アポロニア歯科クリニックで安心の矯正治療を始めましょう。

 

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