T.H.P 北欧式予防管理型・根本的歯周治療システム(保険適用外)

~ T.H.P ~

痛くなくても、どんどん悪化していく歯の病気

多くの日本人は、歯科医院へ行く決心を「痛み」を基準に考えています。 「ものすごく痛くなってきた! 歯医者に行こう!」 「ちょっとヘンだけど、まだ歯医者に行くほどは痛くないかな?」 そのようにお考えの方が、非常に多いのです。 しかし、「痛いから行く」「困ったから行く」という歯科医院の利用方は、主要先進国では時代遅れな考え方です。 もちろん、「痛くても行かない!」方にくらべれば、いくぶんマシなのですが……。

なぜ「痛み」を基準にした歯科受診が時代遅れなのでしょうか? それは、痛みと歯の病気の悪性度には、なんの関係もないからです。 「痛くても小さい虫歯」もあれば、「痛くないけど、即受診しなければ抜歯」という場合もあります。 「痛くないから、大丈夫」と歯科受診を怠り、歯を1本抜くことになったら……。 もしこれをインプラントで補完するなら、あなたはおよそ50万円の損失を被ることになります。

「歯なんてどうでもいい」「健康なんてなんとでもなる」と思ってらっしゃる方には、従来のスタイルで十分でしょう。 でも「あなたの貴重な健康を保つために」「あなたのお金をムダに使わないために」と考えた場合、 歯科医療のプロとしては、従来の「何かあってから受診」というスタイルは、まったくおすすめできないのです。

歯周病菌が引き起こす2つの大きなリスク

「進行を自覚できない」という意味では、虫歯よりも深刻な病気が歯周病です。歯周病は、痛みがなくてもどんどん進行してしまう病気なのです。

(1)歯が抜ける

歯周病が進行すると、歯が抜けてしまいます。成人の歯が失われる、その6割が歯周病のためです。 歯を失うと、食べられないもの(噛むことができない食べ物)が増えてきて、自由に食事を楽しめなくなります。 前歯を失うと、審美障害が生じ、人前で口を開けなくなり、コミュニケーション力が落ちてきます。 奥歯を失うと、くいしばりがきかなくなり、全身の筋力に衰えがでてきます。 また、失われた歯を回復させるには、たくさんのお金が必要になります

(2)死に直結するような全心疾患を引き起こす

歯周病は、お口の中の歯周病菌が増殖することでおきる病気です。しかし、お口の中で増えた菌が、日々体の中に入り込み、感染を起こしていることをご存知でしょうか? これは「歯原性菌血症」といわれるもので、お口の中の細菌の状態が悪い方は、日々そのリスクに晒されています。 歯原性菌血症は、腫れたり、熱がでたりといった、急性症状を呈することはありません。ですが、細菌が体内に侵入するのを毎日毎日許すことで、全身に大きなダメージを与えてしまいます。 その具体例を、次に挙げましょう。

歯周病に関連する重大な全心疾患

右の図で示すように、歯周病は、さまざまな全身疾患と関連があります。

毎日の歯原性菌血症は、血管の老化(動脈硬化)をもたらします。 これにより、心臓の血管を詰まらせる心筋梗塞 脳の血管を詰まらせる脳梗塞のリスクが上昇していきます。 心筋梗塞も脳梗塞も、もし発症すれば、体の自由を著しく奪われる可能性のある病気です。 半身不随になり不自由で多額の医療費を必要とする生活のリスクを遠ざけるためには、お口の菌を除菌していくことがお役に立つのです。

また、糖尿病と歯周病も、深い関係があります。 歯周病は「糖尿病の第6の合併症」と言われています。 歯周病が悪化すると、血糖値が下がりにくくなり、糖尿病は悪化していきます。 また、糖尿病が悪化すると、免疫力が下がるため、歯周病も進行し、更なる糖尿病の悪化を促します。 糖尿病の悪化は、食事の制限にはじまり、失明や足の切断による機能喪失、インシュリンの自己注射や週に3度の人工透析がないと命を繋げない生活へと繋がっていきます。

若い女性は特にご注意
妊娠すると、産婦人科で「安定期に入ったら、歯科を受診するように」と言われます。 なぜかというと、歯周病とおなかの赤ちゃんの健康が、直結しているからです。 ノースカロライナ大学のデータによると、歯が健康な妊婦さんの早産率は6%であったのに対して、歯周病の妊婦さんの早産率は43%だったそうです。 早産・低体重児出産は、赤ちゃんの健康な成長発育に大きな悪影響を及ぼします。 お母さんの歯周病予防で、救える命があったのかもしれません。 明眸皓歯という言葉があります。絶世の美女楊貴妃を讃えた言葉で「美しく澄んだ目もと」「白く美しい歯並び」という意味です。 女性にとってキレイな歯は、どんなエステでも得られない根源的な美の象徴です。 妊娠してから慌てるのではなく、女性のたしなみとして、歯周病予防に力を入れたいものですね。

診療フロー

血糖値測定

糖尿病を患っている方は免疫力・抵抗力が低下 しているので、歯周病になりやすく、又歯周病の改善も難しくなります。糖尿病と歯周病の両方を 治療することでどちらの症状も改善することが可能であると最近の研究では言われています。

口腔内ガス測定

口臭の原因ともなる3つのガス
・硫化水素
・メチルメルカプタン
・ジメチルサルファイド
これらの濃度を、ガスクロマトグラフという手法で測定します。これらのガスは、歯周病や内臓疾患の進行と関係しており、測定結果によっては、特に対策が必要な場合があります。

唾液検査

検査項目は、
唾液分泌量 - 自浄作用・抗菌作用の評価
唾液緩衝能 - 歯を溶かす酸を打ち消す力の評価
SM菌培養検査 - 虫歯の原因であるSM菌の数を評価
LB菌培養検査 - 虫歯を加速するLB菌の数を評価
の四種類です。

歯周ポケット検査(OHIS)

どこの歯科医院でもよく行われる歯周ポケット検査ですが、わたくしどもでは、OHISと言うシステムを用いて、将来にわたる歯周病リスクの判定もあわせて行います。
OHISはアメリカの歯周病専門医グループが10年をかけて開発した、歯周病のリスク評価を行なうソフトウェアです。
あなたのデータを暗号化しアメリカへ送信し、蓄積され続ける膨大な疫学データをもとに構築した、世界基準のリスク評価をもとに、判定します。

口腔内写真撮影

あなたのお口の中の状態を、医療用にチューニングされた特殊なカメラで撮影いたします。
鮮明な画像を残すことで、正確な評価や、治療効果の判定につながっていきます。

結果説明(カウンセリング)

検査には細菌の培養なども含まれるため、結果が出るまでお時間が必要です。
検査結果は、検査を担当した衛生士が後日カウンセリングの時間を設けて、ご説明させていただきます。検査結果に基づいて、必要な処置のおすすめや、セルフケアのポイントをアドバイスさせていただきます。